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南──台湾に興味をもたれて研究をはじめられたきっかけを教えてもらえますか。
青井──僕は大学院で西川幸治・布野修司研究室でした。30人くらいの大所帯で、そのうちの3分の1が留学生だったと記憶しています。台湾、韓国、中国、インドなどアジアが多かったと思いますが、僕は特に台湾、韓国の留学生の先輩とお話しするのがとてもおもしろかった。......日本が植民地支配をすることによって、彼らの文化はハイブリッドになっているんですね。......その感覚で彼らは話をするし、政治についても当たり前のように議論ができる。日本の学生の話し方や考え方とのあいだにはものすごくギャップがあって......
出演者プロフィール
青井哲人
1970年生まれ。京都大学卒業、同大学院修了。明治大学理工学部准教授。著書に『植民地神社と帝国日本』『彰化 一九〇六年〜市区改正が都市を動かす〜』ほか。
関連項目
南洋堂書店
http://www.nanyodo.co.jp/
*このインタヴューは、7月25日に南洋堂書店にて行なわれた、N+スクール vol.13 青井哲人「台湾都市の解剖学~私のフィールドワークから~」修了後、南洋堂屋上のルーフテラスにて収録を行ないました。